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2010年7月7日水曜日

映画『ザ・コーヴ』上映反対行動に感じる違和感

二日前のクローズアップ現代で「映画『ザ・コーブ』問われる“表現”」というのが放送されていました。

映画の中身は観ていないので何も言えませんが、番組ではこの映画が一方的にイルカ漁を批判し、市民団体(まぁ、右翼団体と言われるものですな。http://www.shukenkaifuku.com/)がそれに抗議しているという内容。

でもなんか笑ってしまいますねw
だってNHK自らが数年前に従軍慰安婦の番組制作に関して自民党の安倍と中川から意見されて削ってしまった部分があるのですからね。なんか、お前らが「問われる表現」とかいうテーマでできるの?って思ってしまう。

で、私としては番組に出演していたゲストの意見に賛成で、公に公開させて「議論する」ことが大切だと思っています。臭いものにはふたをして的なやり方は個人的には好きではなく、可能な限りオープンにすることが社会にとってプラスに働くと思っています。

ところで、私が良くわからないのは右翼団体の存在で、上映予定の映画館の前で上映中止を求める抗議活動や上映館の責任者の自宅にまでいって抗議するといった行為。ちなみに私も抗議行動は頻繁にしていますので抗議行動自体は否定しません(それも一つの非暴力による表現ですからね)が、市民団体と言われていた団体の名前が「主権回復を目指す会」にしては「敵が違うのではないか?」という率直な思い。

主権回復をしたいなら、北朝鮮とか韓国にブーブー言ってないで、標的は間違いなく「アメリカ政府」やないですか!
この映画に関して「太地の漁民をいじめるな」とかを掲げているようですが、これまでに一度でも基地問題で「沖縄県民をいじめるな」と主張したことあるのですかね?
まさか犠牲は必要などと、他国にドシっと占領されている状況を傍観するような考えは毛頭ないと期待を寄せたいところですが、この間の右翼の主張を聞いていると、なんとも腰ぬけがすぎます(こんなこと書いて抗議に来られたりしてw そうなってら私も一人前)。

時間があったら映画も観にいきたいですね。
ところで上映館は現在のところ六つの映画館だけのようです。その中に私が関西での生活時にこよなく愛していた京都シネマと大阪の第七芸術劇場が入っていたのはうれしい限りです。

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