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2010年8月10日火曜日

日本人とアメリカ、広島・長崎・敗戦。そして普天間問題

だいぶブログをさぼっていましたw

いや、さぼっていたというのは違って、書きたいことがあるときに書くのが私のブログのスタンスなのでまぁよいとします。

ところでそこまでして自分の考えをまとめておきたいと思ったテーマがタイトルにあるようなことです。
昨日、8月9日は1945年に長崎に原爆が投下された日です。最近は新聞・テレビにほとんどふれない(マスコミと官房機密費の問題の影響でしょう)日が多かったのですが、昨日はTBSのニュースクロス23(正式名かな?)で女優の綾瀬はるかさんが原爆被害地域の長崎を訪問し、被害者の女性と対話をするという特集が組まれていたので、少々拝見しました。

ここではその番組について全部をみていないので、評価することはできません。その番組をきっかけとしていろいろと考えたということです。


私はいま23歳になります。これまでの人生で沖縄戦の被害や広島・長崎での原爆投下についてのアメリカの犯罪性・残虐性を考えさせられる契機がほとんどなかったように記憶しています。大げさに言うと、親も、祖父母も、学校の先生も、友達も、テレビも、新聞も、誰も私に「アメリカが悪い!」っていう人たちはいなかったのです(わかりやくいように非常にざっぱくに言うとですが)。

8月の今頃になると原爆被害については被害者の苦しさ「のみ」が伝えられ、戦争を繰り返してはならないと念仏のように唱え、最大・最悪の敵国であったはずのアメリカ政府の違法性・犯罪性・残虐性を正面から問いかけるものが私にはなかったように思います。
それは原爆被害者の訴えからもです(あくまで私の経験上からの判断です)。「アメリカ(政府)が憎い。絶対に許さない」と、そのように訴えている原爆被害者に間接的にも触れことがありません。私は別にアメリカを憎め、と社会に訴えたいわけではないですが、あまりにもそのような声が出てない(社会的・道義的正しいか、間違っているかは置いておいて)社会状況は異常だと思うのです。当然、マスコミもその対象です。どこか一つのマスコミでも声高にアメリカ政府の犯罪性を正面から問う番組をつくったことがあるのでしょうか?おそらく今までにほとんどなく、それができないような構造をはらんでいるのが日本のマスコミの問題なのでしょう。

前鳩山政権で最大の政治課題となっていた普天間問題でも何人かの知識人は鳩山首相ではなく、アメリカ政府や官僚を注視することを問いかけていた方もいたと記憶しています。
あの問題のときもそうなのですが、少数であっても「アメリカは長年にわたって日本の領土である沖縄を自国の領土のように好き勝手つかってきた。ただちに出ていけ」くらいのある意味で気概のある意見が出てきてもよかったのに、少なくとも大手マスコミからは聞こえてきませんでした。

拉致問題であれだけ騒ぐ産経新聞も名ばかり右翼も、日本国民である沖縄県民があれだけ困っている姿を露呈させておきながら、はっきり言って無視。しまいに「仕事がなくなる」という本質論とはかけ離れた話を出す腰ぬけ状態。腰ぬけ状態は他の大手マスコミもおなじですが。

という感じで、この国、日本国民のアメリカ政府へほとんど厳しい目が向けられない状態に私の心はムカムカするのです。よし、誰も言わないなら私が弱小といえどもこのブログを使っていってやろう。

「オバマ大統領!あなたが率いている国は理由はともあれ1945年に日本国内において大量の死傷者を作り出しました。被害者やその遺族はまだ多く日本にいます。その人たちに理由はともあれ苦しめた行為をしたこと自体に対して謝罪をすべきと考えます。まちがいなく直接的な加害者なのですから」

だれかこれを英語に訳してオバマ大統領に伝えて頂いても結構です。まぁ日本にもこういうことをいう奴が一人くらいいても良いでしょう。馬鹿がどこかにいないと物事動いていきません。

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