今回の投稿は環境省の小沢大臣を筆頭とした政務三役に向けて訴えるものです。
本日、とある部署の官僚から「移動します」というメールが来た。
その方は私が取り組むアスベスト問題と密接に関わる部署の一エリート官僚である。その方が安易に特定できるような文言は迷惑がかかるので避ける。しかし私が上記の三人にお願いしたいのは「可能な限り早くその方を元の部署に戻してほしい」ということである。このお願いはあとでtwitter経由で大谷信盛政務官へ届けたい。
なぜ私がこんなお願いをするかというと、やっと「対話できるかもしれない」と希望を寄せた官僚がこれからというときに意味もわからず移動になったからだ。
私は23歳。数年前まで「国」、「企業」、「官僚」といった漠然としたイメージのままにそれらに属する人間を絶対悪とみなす傾向にあったと記憶している。今から考えるととても幼稚であったけれど。
1年くらい前から、環境省の審議会や検討会を傍聴するようになってその都度、官僚と立ち話くらいをするようになった。その一人が前石綿対策室室長の泉陽子さんである(今回の投稿で指している人間ではない)。彼女はまったくもって官僚まるだしの人だったが、時よりみせるやさしい一面から人間味が多少はあると思った。そのほかの何人かとも話すようになって、漠然としかわからなかった「官僚」というものが具体性を持って個々をとらえられるようになった。
そんな中、ある時期に一人の官僚が関連ある部署にきた。
その方がほかの官僚と違ったのはこちらが対話を望めばそれに応じてくれる姿勢を持っていたことだ。これは決して私や患者団体の言いなりというわけではない!
その他、私が知っている官僚はまじめに私と向き合おうという姿勢を示してくれなかったし、おそらく「市民団体や患者団体の人間」を安易に対環境省の人間として扱っていたのだと思う。この点、非行政側の人間にも安易に行政と敵対しようとする姿勢があることは反省すべき!
でも、その方は私と向き合う姿勢を示してくれて、やっとこれから議論をしていって社会が受け入れてくれるようなアスベスト政策をつくっていこうとした矢先に移動である。
「誰と話せばいいんだ~!」と叫びたい。こうやって私はともかくとして被害を受けた当事者は自分たちの運命を大きく左右するであろう人間たちの顔がころころコロコロ変わって言って、どこに、誰に、何を訴えていけばよいのかわからなくなる。
私もまた一からその部署のわけのわからない人間と信頼関係を構築する作業をしないといけない。おそらくその作業がうまくいくことは時間的・相手の身分的制約によってかなりハードルが高いと思う。これでは絶望しかうまれない。
今回のような現実をつきつけられると私がこれまでみてきた活動家が安易に「官僚悪」を唱えることも理解できないわけではない。
ぜひその方と対話する時間できるような体制をもう一度つくってほしいのです。
お願いします!

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