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2010年6月5日土曜日

細く長く

忘れないうちに、ということで報告しておきます。

泉南アスベスト国賠訴訟の大阪地裁判決が出た後に約二週間、東京の厚生労働省・環境省前(二つの省は同じビルに入っています)や総理官邸前、国会議員会館前などで座り込みの宣伝行動をしていました。
国をうごかしている中心地(本当はこういう言い方はしたくないのですが)ですので私たち以外にもたくさんの方が宣伝行動をしています。たとえば、B型肝炎訴訟原告団、中国政府から迫害を受けているらしい法輪功という気功団体、外国人参政権反対の団体(私から言えば右翼です。普天間問題にまったく首を突っ込まない右翼はまったくの根性無しですね)などが活動をしていました。

そんな中、私が少し前から目をつけていた方々もおられ、少し話をすることもできました。
それが「普天間基地撤去」を求めて議員会館の前で座り込みをしていたおばあちゃんたちです。
以前、私が議員会館でロビイングをしていたときから認知していましたが、あるとき国会図書館に立ち寄った帰り道でこのおばあちゃんたちを見ました。結構、大きな荷物だと思うのですが、あのお年寄りがよく押しているカート?の上に荷物を載せながら帰る途中でした。

労働組合や右翼団体の運動と比べればもの規模もある種の実行力もすごく小さな運動です。
でも私はあのとき、「自分もジジイになったとき、杖をつきながらでも、どんな小さな運動でもいいから運動にたずさわっていたい!」と思いました。間違いなく、おばあちゃんたちは自分の意思に基づいて意思表示の活動をしています。どんな形でもいいから一人ひとりが意思表示をすることが民主主義確立の第一歩だと思います。老体ながら運動を続けているその姿勢に頭が下がりました。

そんな気になっていたおばあちゃんたちのもとへ泉南アスベストの活動の途中(すぐ近くでお互いに座り込みをしていましたので)にあいさつにいきました。
「辺野古(筆者注ー沖縄の一地域。普天間基地撤去後の移設先とされている)の人が東京で座り込みをしたいけど現実的になかなかできないって言ってたんです(筆者注ー辺野古でも座り込みをしているから)。それを聞いたとき、辺野古の基地移設の問題は東京に住んでいる私たちの問題でもある、と思って座り込みをしているんです」と話してくださいました。
誰でもそんなかっこ良い言葉は結構、言えると思うのですが実際に行動に移している姿勢が大切であり尊敬してしまいます。

おばあちゃんたちは毎週月・木に議員会館の前で座り込みをしています。通りかかったときはぜひご声援を!
なんと一人のおばあちゃんとは日本消費者連盟の会員同士ということが発覚しました。 死ぬまで活動家。そんな自分でありたいと思います。












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